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バジャウ人のスキンケア

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Wakatobi_South East Sulawesi, 2015 ワカトビのバジャウのひとたち、最後に彼らのスキンケアについて。 --------------------------------------------------------- バジャウの集落を歩いていると、時々おしろいをぬったような顔のひとに出会うことがありました。 女性か小さい子が多く、ミャンマーのタナカーと似たような印象を受けます。 これは、米粉。 作り方を教えてもらいました。 材料は、洗って水を切った米とブレンドしたい植物。 マンコカン(ポリシャスの一種)の葉は茹でて干しておいたもので、陽射しを除ける効果、 ターメリックは肌をきれいにする効果、他、ザクロの葉や丁字などを配合するそう。 Wakatobi_South East Sulawesi, 2015 このときはターメリックを使用しました。 臼でお米をとんとんと搗き、頃合いでターメリックを加え、ひたすらとんとんと搗いていきます。 そのうち、さらさらとした粉状になるので、それを少量の水と練って玉とし、保存。 使うときはまた水で溶いて肌に乗せます。 Wakatobi_South East Sulawesi, 2015 Wakatobi_South East Sulawesi, 2015 Wakatobi_South East Sulawesi, 2015 Wakatobi_South East Sulawesi, 2015 この赤ちゃんは肌荒れしてしまっていて、なのでターメリックブレンドのを塗ってもらっていました。 Wakatobi_South East Sulawesi, 2015 ------------------------------------------------------ バジャウの集落はここの他、スラウェシの別の地域でも訪問しています。 そちらについてもまたいずれ。 Wakatobi_South East Sulawesi, 2015

バジャウと夜空

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Wakatobi_South East Sulawesi, 2015 船で自在に移動をし漁を行う バジャウ の人たちは、夜空からも航海や漁に必要な情報を得ます。 ワンギワンギのバジャウ人に聞いた、星の読み方の話し(九〜十月の空)。 -------------------------------------------------------------------- まず、方角の目印。 天頂の星はあまり関係なく、水平線上にいずれかの星を探し、方角を知ります。 西:さそり座(日没後に見える) 東:プレアデス星団(すばる) 南:南十字星(似たようなクロスの星が三つある中からきちんと判別しなくてはいけない) 北:カシオペア座 星が見えない夜は、船体に当たる波の向きで、波もなければ潮の向きで、方角を知るのだそうです。 次に、天候と季節。 目印になる星がクリアにみえるかどうか一つの判断基準。 雲がかかっていなかったとしても、かすむなど、クリアに見えなかったたら天候が崩れる前兆。 日没の直後にベガが見えたら、西風=雨季の訪れ。 時刻の目処には、まず天の川を探します。 天の川が東西に流れていたら午前一時前、南北に流れていたら午前一時を回っている、と判断するのそうです。 金星が東の空に見えたら午前三〜四時。夜明けが近いしるしです。 Wakatobi_South East Sulawesi, 2015 漁は月と結びつくらしく、新月から数えて、 五〜十日は、リーフ内に魚が集まってくる時期、 十三〜二十五日は、産卵の時期、 二十五日以降は、魚がお腹をすかせている漁に最適な時期、だと言います。 Wakatobi_South East Sulawesi, 2015 これは、単純に月齢というよりは月の潮汐力による潮の状況を判断しているのではないかと思います。 東海大学の長津一史准教授の論文『海の民サマ人の生活と空間認識』(1997年)から抜粋すると、 「潮汐の変動(大潮・小潮など)は、サマ人の漁撈活動において特に重視されている。 (略)浅く広大なサンゴ礁では干満の潮汐の変動に応じた魚の移動が顕著であり、 またその移動の場になるか否かはサンゴ礁内の微地形の差ではっきりしている(つまり網入れの場が特定し...

ワカトビのバジャウ集落

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Wakatobi_South East Sulawesi, 2015 ワカトビの、ビノンコを除く島々にはバジャウ人たちの海上集落があります。 バジャウ人は海に暮らし、海での狩猟採集を生業とする民。サマ人と呼ばれることもあります。 (サマは自称、バジャウは他称、という話しも) そんなバジャウ人についてと、ワカトビのバジャウ集落について、聞いた話しや読んだ話しなど。 ----------------------------------------------------------- ワカトビの一番はずれの島、ビノンコから、空港のある島であるワンギワンギへ、島を順番に戻っていきました。 ビノンコの隣のトミア島。そしてカレドゥパ島。隣にある小さなリゾートアイランド、ホガ島に寄って、そしてワンギワンギ島へ。 ワンギワンギに向かう前に、カレドゥパのバジャウ集落にまず立ち寄りました。 Wakatobi_South East Sulawesi, 2015 Wakatobi_South East Sulawesi, 2015 浅瀬の杭上住宅を板の橋が繋ぐ海上集落。 非常に簡易な作りに見えますが、居住区としてきちんと認められた集落。 立派な小学校もあります。 Wakatobi_South East Sulawesi, 2015 そしてワンギワンギの、モラと呼ばれている地区。島の一部というより、島に隣接して作られた居住地区という様相。 Wakatobi_South East Sulawesi, 2015 カレドゥパ同様の浅瀬の杭上集落も一部ありますが、半分ほどは海上集落というより遥かにしっかりした、堀を切った集落です。 モラは全部で五つの村からなり、2015年時点で2,021世帯、7,494人が暮らしているとのことでした。 バジャウ人は子だくさんで知られてるそうで、子供が十数人ということも珍しくないそう。 また、この家屋一軒に四世帯が暮らしている、という場合もあるらしく、人口密度は非常に高い地区です。 Wakatobi_South East Sulawesi, 2015 モラの人々は、1996年にカレドゥパの水上集落から移り住んだ人たちで、 現在はスラウェシ南部で最大規模の集落...

ワカトビの海の民

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Wakatobi_South East Sulawesi, 2015 ワカトビは、スラウェシ島の南東部に小さな粒のように連なる四つの島々。 2015年にこの島々を訪れた際に聞いた話し。 ------------------------------------------------------------- 地図の中央の、尻尾の長い獣ののような形をしたのがスラウェシ島で、その南東部の赤い丸の中に並んでいるのがワカトビ。 トゥカンブシ諸島のメインとなる(北から)ワンギワンギ島、カレドゥパ島、トミア島、ビノンコ島の頭の音を繋いだ呼称です。 国立公園に認定され、国内でも有数のダイブスポットとして知られている地域で、 実際ワカトビの海中世界は、のんびりとした島の人々の暮らしとは対照的な賑わいっぷりです。 Wakatobi_South East Sulawesi, 2015 Wakatobi_South East Sulawesi, 2015 Wakatobi_South East Sulawesi, 2015 兄弟のように並んだ四つの島々、それぞれに島の人々の個性が違うのだと言います。 一番南端にあるビノンコ島民は漁師、 その隣のトミア島民はマルク地方やパプアなどインドネシア東方に船で行商に行く商売人。 カレドゥパの島民は外の地域でよく学び、知識を持って島に帰ってくる人々。 そして、空港もあるメインアイランドのワンギワンギの民は南東スラウェシでの商売を行う人々。 カレドゥパの人々以外は、船に乗り長く島を離れることも多いらしく、 例えばトミアでは、自前の船なり人の船の乗組員なりで、ジャワ島東部のスラバヤまで商品の買い付けに行き、 そのまま東インドネシアのアンボンやパプアに売りに行くため、 船乗りが島の家族の元に戻ってくるのは、断食明けのレバランの時のみという場合も多いのだと言います。 ちなみに、カレドゥパの現在の主な産業は海藻ファーミング。 漁の方は、このカレドゥパに海上集落を築いている、海の狩猟採集民であるバジャウ人が行っています。 Wakatobi_South East Sulawesi, 2015 ...