聞いた話し、読んだ話し

Sumba Island_East Nusa Tenggara, 2011

インドネシアは大きな国です。とてもとても広い国です。
赤道をまたいで連なる島々からなる国。島が多すぎて公式発表の数は千単位で誤差がでます。
最新の数字(2017年)では、16,056の島。
そこに300あまりの民族が暮らし、600を超える地方語が話されています。

民族も言語も文化背景も信仰もあらゆるものが異なるひとたちが集まっての国家、インドネシア。
「インドネシアって…」と語るときの「インドネシア」は、どの「インドネシア」でしょうか。
あの街も、あの海も、あの島も、あの大渋滞も、あの草原も、あの森も、あの味も、あの人も、
目にしたそれぞれが、それぞれに、インドネシア。

そんなインドネシアの断片を、聞いた話し、読んだ話し、徒然に覚え書きとして残します。

旅行に行くじゃないですか。
地方の小さな島とか、大好きなので。
で、行った先で、色々と土地の話しを聞いたりもするわけです。

普段は、メモとか取らないんです。
記憶に残ったことが自分の心に刺さったことなのだから、それを覚えていればいいと思って。
でもある時、ちょっと気分を変えてメモを取りながら旅行をしました。
で、その内容を忘れたりしました。
それを後から読み直してみたら、面白んですよ、これが。

ああこうやって、記憶からこぼれちゃった面白い話しがいっぱいあったんだろうなと思って。
そしてきっと、今は辛うじて覚えていることでも、そのうち忘れてしまうんだろうなとも思って。

なので、まあ徒然に。ぽつぽつと。

聞いた話し、読んだ話しです。
なので、正しい話しとは、限りません。正しい話しを集めようとも思っていません。
そういう説もあるのだね、そういう言い伝えがあるんだね、そのくらいの断片集です。




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